記事の作り方とAIの利用について

この記事はどうやって作られているか

このサイトの記事制作には、AI(大規模言語モデル)を使っています。隠す理由がないので、どう使っているかを書いておきます。

筆者はAIサービスに月5万円ほど支払っており、日常的な開発と調査の中心に据えています。そのうえで言うと、AIに書かせただけの記事は読む価値がありません。使い込むほどそれが分かります。ここでは、価値のある部分をどう人が担保しているかを説明します。

Googleは生成AIコンテンツに関するガイダンスで、AIの使用そのものを問題視していません。問題になるのは「ユーザーに価値を追加せずに多くのページを生成すること」です。その線をどう守っているかを説明します。

工程

1. ネタを集める(自動)

Hackaday、Make:、Hackster、Adafruit、Reddit、海外メイカーのYouTubeチャンネル、Hacker News から、新しいプロジェクトを自動で収集しています。物理的なものづくりに関係しないもの、まとめ記事、製品広告は機械的に除外しています。

2. 何を書くかを決める(人が判断)

集まった候補のうち、次のいずれかを満たすものだけを記事にします。

  • 仕組みを説明できる — 機構・熱・材料・回路・制御のどれかで、元記事より踏み込める
  • 国内事情を足せる — 法規制、部品の入手性、価格差、日本での代替品
  • 読者の次の行動につながる — 自分でやってみたいと思ったときに必要な物が示せる

3つとも満たさないものは、面白くても書きません。翻訳紹介にしかならないからです。

3. 事実を確認する

元のプロジェクトのページ、公式ドキュメント、メーカーの技術資料に当たって、数値と仕様を確認します。二次情報のまとめサイトの記述は、一次情報で裏が取れない限り採用しません。

記事中の数値には出典を付け、事実と推測を分けて書いています。「〜と報告されている」と「〜だと考えられる」は別のことです。

4. 書く(AIを使用)

確認した事実と、説明すべき原理をもとに、AIを使って文章を構成しています。AIが得意なのは、確認済みの材料を読みやすい順序に並べることです。逆に、材料が無いところから書かせると、それらしいだけの文章になります。だから工程の重心は3(事実確認)に置いています。

次の部分は、AIに任せず人が決めています。

  • 何を取り上げるか
  • どの原理で説明するか、その説明が正しいか
  • 日本の法規制や入手性について何を書くか
  • 製品を勧めるかどうか、どこまで断定するか

5. 図を描く

記事の図解はすべて自作です。他所の画像は転載していません。AIに文章を書かせても、仕組みを図にするには理解が要ります。図が描けない記事は、理解が足りていないということなので書き直します。

6. 公開前に点検する

公開前に、次を機械的に検査しています。

  • 記事種別(実測/解説/紹介)が明示されているか
  • 実測していないのに実体験を装う表現がないか
  • オリジナルの図版があるか
  • 出典が付いているか
  • 見出しが煽っていないか

そのうえで、公開するかどうかは人が読んで判断しています。機械の検査を通ることは必要条件であって、十分条件ではありません。

やらないこと

  • 元記事の翻訳転載。事実だけを引き、解説は自分で書きます
  • 触っていないものを触ったように書くこと。実測していない記事で「使ってみた」とは書きません
  • 検索順位のためだけの記事量産。1日に大量公開することはしません
  • 報酬額を理由にした製品の推薦。記事の内容に沿わない商品リンクは置きません

間違いがあったら

事実誤認の指摘は歓迎します。確認のうえ訂正し、訂正した事実を記事に残します。黙って書き換えることはしません。

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